7月のことば
食事をいただく前には、手を合わせて感謝の心をことばにする。当たり前のことを忘れていませんか?
7月のことばです。我が命の価値と同じように他の命をどれほど大切に見てきたのかと問われますとあまりに自己中心的な有様が見えてきます。命ほど大切なものはないといいながら、食卓に並んだ多くの命に心の底から感謝できた日がどれほどあったでしょうか。
自らの命を一度も差し出したことのない私が、他の命を取り続けて生きている。自らの罪に向き合いその罪に恥じていく心を仏教では慚愧といいます。「いただきます」は感謝と慚愧の心の表れです。
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