12月のことば
師走を迎えております。掲示伝道のご案内です。12月のことばです。
求めても得られない苦しみを、仏教では「求不得苦」(ぐふとっく)といい、人が抱えている八つの苦しみの一つとして挙げられています。お金が欲しい、仕事で成功したい、家が欲しいなど、要求は次から次へと沸き起こってきます。仮にそれらを手に入れることができても、喜びも長続きせず、次に求めるものへと心は移っていきます。手に入れることができなければ苦しい、しかし手に入れることができたとしても、さらに大きな欲求へと繋がり、また失うようなことがあれば元通りに戻したいと躍起になります。私たちは常に苦しみを背負ってしか生きられません。その苦しみの原因を自らの内側に見ていかれたのがお釈迦さまでした。
12月のことば なければないで苦しみ あればあるで苦しむ 『仏説無量寿経』下巻








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