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10月のことば


10月は樹木稀林さんのことばです。映画界では唯一無二の役者として存在感を示し続けてこられた樹木さんですが、2004年には網膜剥離で左目を失明について公表されました。また2005年には乳がんを、2013年には全身にガンが転移していることを公表されました。だが不思議なことに病状を明らかにするたびに、飾らずにそのまま、自然体になっていかれたといわれています。

映画など数えきれないほどの役柄を演じてこられた方です。人々が歩む様々な人生について何度も考えてこられたのでしょう。大きな病を抱えるつらさや苦悩についても、役作りの上でも心の底から向き合っていかれたのだと思います。役者として多くの人生を追体験する中に、ご自身の病についても樹木さんなりの受け止め方が出来上がっていったのだと考えます。その生きざまやいのちについての感性は、親鸞聖人に学ばれていたとも味わうことができます。(樹木さんは浄土真宗関連の学校を卒業されたといわれています)

10月のことば
死ぬということは
人の中に生きるということ
樹木希林


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