2017年11月25日～26日に開催されたINAKAイルミ＠おおなん2017に参加してきました。写真はホタルが舞うイメージでライトアップされた島根県にある宇都井（うづい）駅です。

ここはJR三江線宇都井駅。遠くまで見渡せる駅からの眺めはとても気持ちの良い景色です。

それもそのはず、ここ宇都井駅は地上20メートルの高さから電車に乗ることができる、日本一の高架駅で「天空の駅」といわれ、鉄道ファンにはとても有名なスポットなんだそうです。

ホームにあがるには116段の階段を上らなければなりません。途中には地元の小学生が作ってくれた励ましのメッセージが！

階段を上るとそこには待合室があります。訪れた人たちが思い出を書き込んだノートもありました。

この駅は両側を山に挟まれています。そのため駅のホームからどちらを見てもすぐにトンネルが見えます。駅を挟んで両側のトンネルの距離が２００mほどしかなく、地上に駅をつくることができなかったので高架駅になったとも言われているようです。

17時36分発三次（みよし）行きの電車が入ってきました。

列を作ってたくさんの乗客が乗り込んでいきます。2両編成の電車はあっという間に満員状態。

高さ２０ｍの宇都井駅に電車が到着しています。下からの写真です。地元の方なのでしょうか、宇都井駅での思い出を語り合っていらっしゃいました。JR三江線は2018年4月1日で廃線になるそうです。1930年から1975年にかけて建設されたそうですが、すごく時間が掛かっているので相当な苦労があったのだと推測できます。その一方で全線が開通するまでに要した45年の間に移動手段は道路利用が主流になっていったそうです。いろんなことを考えさせられます。始まりがあれば終わりがある、そう道理を知らされてはいますが、やっぱりさみしいものです。あまりに綺麗な景色を目の当たりにして、もし銀河鉄道があるならばこんな光景なのかと想像しながら列車を見送りました。

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