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造幣局 桜の通り抜け


この時期にしか立ち入ることも難しい場所。住職と坊守が造幣局の桜の通り抜けへ行ってきました。花見に行くことになり、大阪の桜の名所として有名な造幣局でたくさんの種類の桜を見ることができたようです。いくつか写真をご紹介いたします。

普賢象:室町時代から知られている有名な桜で、普賢菩薩の乗った象の鼻に、花が似ているところからこの名が付けられたといわれる。

永源寺:滋賀県にある臨済宗のお寺、永源寺の境内にあったのでこの名が付けられた。花は淡紅色から白色になる。

夕暮れ:花は大倫の淡桃色、夕暮に美しいといわれている。花弁数10枚を有する桜である。

造幣局という施設であるために普段は立ち入ることも難しいのですが、桜の時期だけはこうして一般公開されています。宴会はおろか立ち止まることもできないところから「桜の通り抜け」と言われるようになったのでしょう。多くの桜は戦争で焼けてしまったようですが、さまざまな人の手を経てこうして今日まで綺麗な桜が伝えられてきました。

仏教とも縁のある桜もいくつかあったようですね。こうして写真を見せてもらうと、訪れたことのない場所のことを知らせてもらうとともに、ぜひ行ってみたいという気持ちにさせられます。


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