今月は連続テレビ小説「べっぴんさん」よりのことばです。「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマが大ヒットしました。思わず「役に立つ」という言葉に反応してしまいました・・・(笑)

「べっぴんさん」のお話は、戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子ども服作りにまい進し、日本中を元気にかけぬけていくヒロインとその家族、そして、彼女の仲間たちが夢へと向かう物語です。（公式サイトより）

▼夏炉冬扇（かろとうせん）
夏の火ばち、冬のおうぎのように、時節に合わない無用の物。

これは仏教と関わりの深いことばです。今すぐには役に立たなくても、必ず役に立つ時が来る。じっと忍耐強く待つことの大切さを教えてくれることばです。

２月のことばは「べっぴんさん」からの引用なので、戦争と深く関係したセリフなのだと思います。誰しも生きているうえで意味がないと感じる出来事がたくさんあります。失敗をしても、遠回りをしても、決して無駄ではありません。もし無駄と感じるならば、過ごした時間を無駄と切り捨ててしまう自分と向き合っていくような忍耐強さを身に付けたいものです。

2月のことば
どんな境遇にあっても
幼い頃にたたき込まれたことは
きっと役に立つ

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