7月のことばです
「あの頃は若かったなあ」と思い起こすことはありませんか?
そのことばの裏には「今はもう年を取ってしまった」という気持ちが見え隠れします。
でもよく考えたら、今が一番若いんですよね。
蓮如上人は「わかきとき仏法はたしなめと候ふ。としよれば行歩もかなはず、ねぶたくもあるなり。ただわかきときたしなめと候ふ。」とおっしゃいました
仏法は年を取ってから聞くものと思う人が多いのだと思います。
法座のご案内をしても「私はにはまだ早い」とか「もう少し年を取ってから」という返事がよく聞かれます。
しかし仏法が聞きたいと思い立っても足腰が立たなくなってからではご法座に参ることも難しい
だからこそ「わかきときたしなめ」とおっしゃいます。
そんな私の心に「今が一番若いんですよ」ということばが響きます。
仏法を聞くのはいつも「今しかない」と味わえます。
「今なら間に合う、明日では遅い」という厳しさの中に
「だからこそ早くみ教えにであってほしい」というおこころをいただきます。
本堂の正面に向かって左側に蓮如上人の絵像を安置させていただいております。
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