桜の味わい
桜の花は早く見にいかなければ散ってしまうと
みな感じているように思います。
命と同じなのですね。
散ることと隣り合わせに咲いてくれています。
夫婦であっても親子であっても
いくら親しい間柄でも
いつかは別れていかなければなりません。
来年また一緒に見られるといいな、そう思います。
風が吹くと散ってしまう今を
桜は懸命に咲いてくれているように思います。
だからあれほどに人の心を
惹きつけてやまないのでしょう。
また桜は散り際が美しく
しぼまず開ききって散ってゆきます。
念仏者はいつどこでどんな風に
今生の命を終えたとしても
仏さまに成らせていただくので
生老病死の苦悩に向き合う人生を
満開で生きていくことが
できるのだと味わいます。
写真はいずれも高田千本桜です。
香芝から程近いこの場所は
法話にも書かせていただいた
祖母との思い出の場所です。
浄土真宗本願寺派無量寺のサイトには
他にも法話を掲載しております。
こちらからお選びいただき
よろしければご一読ください。
[…] 改めて味わってみました。桜の味わいはこちら。 吉野の桜、みどころはこちら。 […]
[…] 改めて味わってみました。桜の味わいはこちら。 […]
[…] します。よろしければこちらもご一読ください。 改めて味わってみました。桜の味わいはこちら。 高田川の桜と祖母に関する法話はこちら(素敵に年を重ねる『本願寺新報』 2005(平 […]